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パンの「神戸屋」の名を冠するベーカリーだが、神戸屋本体とは別会社となる「神戸屋レストラン」が展開するお店である。大阪から兵庫にかけての阪神地区と、東京を中心とした京浜地区に店舗が集中している。
基本はベーカリーであり、食パンや惣菜パン、菓子パンなどのさまざまな種類のパンがメインで、惣菜やケーキなどのデザート類も多少ある。神戸屋キッチンではイートイン利用者向けに飲み物などを用意しており、コーヒーなどは注文を受けてから一杯づつ作る形式が特徴であった。しかしこの形式はコンビニでも実施されるほどに一般化したため、現在は取り立てて特長であるとも言えなくなってしまった。
白ブラウスと青い巻きスカート、青と白のギンガムチェックのエプロン。胸当てのないハイウェストなエプロンがアンナミラーズのものと似ていることから、マニアの間では「青いアンミラ」とも呼ばれてよく比較される。青というカラーリングや丈の長いスカートのためか、セクシーさが強いアンミラと比べて落ち着いた雰囲気を受けるのではないだろうか。制服としての機能面では、薄手で比較的シンプルな形状のブラウスや、サイズを問わず着用できる巻きスカート形状など、量産性や運用コストを十分に意識したデザインであることが伺われる。ブラウス前面のピンタックや、ウイングカラーと蝶ネクタイの組み合わせなども目に付く特徴と言えるだろう。いっぽう、サイズバリエーションには限界があるらしく、胸の大きな子のブラウスの前ボタンが左右に引っ張られて微妙に隙間が開いてしまっていたり、ウエストの細い子のエプロンのウエストが余ってストラップが背中側でX字にならずにV字になっているところを目撃している。またブラウスは半袖のものしかないようで、冬は上にカーディガンを羽織っているのが見られる。
最初に利用したのは大阪駅構内にあった神戸屋キッチンで、大阪駅周辺の再開発が始まる前の1998年頃のことだった。その後の大阪駅の改装でお店はなくなってしまったが、隣の阪急百貨店内や天王寺駅構内などにも店舗があったため、当面は特に不便はなかった。しかしその後の店舗改編で大阪環状線沿線から神戸屋キッチンが全てなくなって新金岡の神戸屋レストランまで足を伸ばすしかなくなってしまい、かわりにコミケ上京で東京に行ったときに神戸屋を利用する頻度が増えていった。 2014.11 |
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