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【1枚目】
心斎橋そごう店(1999年頃)
【2枚目】
さんちか店(2014年現在)


神戸(長田)に本社を置くコーヒー専門店「神戸珈琲」。「神戸珈琲物語」のブランド名でブレンドやシングルなど各種のコーヒーを取り扱っている。公式HPによればもとはタカハシという喫茶店で、その後コーヒーの焙煎や卸を行うコーヒー専門店になったそうである。コーヒー豆の挽き売りをする小売店と喫茶店形式の店舗があり、神戸を中心とした阪神地域に店舗を展開していたが、現在は関東(横浜青葉)や広島にも店舗を置いている。喫茶室はデパートなどの商業施設にテナントとして入っており、基本的にコーヒー豆の小売所が併設され、コーヒー豆のほか菓子類や食器・器具も扱っている。店内は白を基調とした英国風のインテリアを基本に、店舗ごとに多少異なる雰囲気となっている。
・神戸珈琲(公式)

取り扱っているコーヒーの多くは喫茶室で飲むことができるので、自分で淹れるほどのコーヒー好きならば喫茶室飲んでみて気に入ったコーヒー豆を買って帰るという利用方法もできる。コーヒーは一杯500〜800円ほどと一般的な喫茶店よりも高い(以前よりは安くなった)が、2杯分が入ったポットで提供されるため、2杯分の料金と考えればお得かもしれない。種類は少ないが紅茶やソフトドリンクも一応ある。食事メニューはサンドイッチが中心となるが、ローストビーフを常備しているのは珍しい特徴かもしれない。3段式プレートにサンドイッチ・スコーン・ケーキを載せた英国式のアフタヌーンティーセットもあり、英国式喫茶室としてはかなり本格的である。

半袖ミニ丈の濃紺〜黒のワンピースと、肩にレースのフリルがついた白のピナフォアの組み合わせ。頭にはレースのカチューシャも着用しており、メイド服風のデザインであった。脚はナチュラルストッキングと黒系のパンプス。袖口はゴムで絞る形式のようである。また、近くで見ないと目立たないが、ワンピースの布地には細いストライプが入っている。店舗によってはエプロン形状の異なるものがあり、西神そごう店では胸当てのない前掛け(サロンエプロン)を使用していた。
2000年頃から店舗の再編があり、パンツタイプの新しい制服も導入されたこともあってメイド服風のものは見かけなくなってしまったが、近年はふたたびワンピースタイプが主流となったようで、七部袖の新しい形状のものも確認できる。ただしエプロンは胸当てのないシンプルなタイプである。

初めてのリアルなメイドさん体験をしたお店でもあり、思い入れが深い。もともとコーヒー好きであり、炭火で深煎りされたここのコーヒーは特に気に入っていたため、制服鑑賞目当てでなくともコーヒー豆を買いに通っており、スタンプカードを何枚かコンプリートしてしまったほどである。当時通っていたのは大阪の心斎橋そごう店だったが、そごう改装時に閉店してしまったため、その後は神戸まで足を伸ばさねばならなかった。神戸のハーバーランドモザイクにあった喫茶室(ただし制服は異なる)が閉店してしまうと行動範囲内から喫茶室がなくなり、その後は三宮にある小売店でコーヒー豆を買うだけとなってしまった。一回だけ西神まで足を運んだこともあったが、神戸からさらに小一時間かかるニュータウンはさすがに遠すぎ、通うのは無理であった。近年ようやく三宮地下街(さんちか)に喫茶室ができたので嬉しく思っている。


2014.11
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