埼玉県を中心に関東地方に展開しているファミリーレストランチェーン。明治時代をコンセプトに、古い洋館を思わせる建物、ステンドグラスの窓、昔の喫茶店のような内装やアンティークな装飾など、こだわりを感じるお店の作りとなっている。馬車道最大の特徴は、それが単独のコンセプトレストランではなく、多数の店舗を展開させているチェーン店であることだろう。系列店にパスタ専門店「モダンパスタ」や、焼肉店「はいから亭」がある。
近年は店舗の業態変更が進められており、ピザに特化した「ピッツェリア馬車道」などに転換した店舗が多い。
・馬車道グループ(公式)

パスタやピザなどのイタリアンが中心で、特にパスタの種類が多い。そのほかハンバーグやステーキなどのグリル料理やデザート類が豊富。かつては和食系のメニューもあったが、最近は整理されてメニューから外れている。当初はなかったドリンクバーを導入するなど、サービス形態やメニュー構成は年々変化している。
何かとこだわったお店にもかかわらず代金は一般的なファミリーレストランと同等で、特にランチはリーズナブルであった。近年はやや高級路線にシフトしてきているようである。
最近登場した新しい形態の「ピッツェリア馬車道」はピザの食べ放題が売りで、焼きたてのピザ(10種類ほどがランダムに登場。レギュラーメニューにある単品のピザとは内容が少し違う)を持った店員が各テーブルを巡回し、好みのものを受け取るというシステムとなっている。ピザメニューが増える分その他のメニューは通常の馬車道よりは少ないが、メイン料理(パスタなど)とサラダ、デザートがついた最上位のセットでも1500円程度と非常に手頃な料金である。

明治〜大正期の女学生の制服を思わせる、矢羽柄の着物と和服に編み上げブーツというスタイル。髪にはリボンをつけ、袖は捲くってたすきがけにしている。形状は和服だが、生地や縫製に一般的な業務用制服と同じ洋服用のものが使えるようにアレンジが加えられているため、厳密には和服に見える何かだそうである。色は紫(アルバイト)、緑(正社員)、青(新規店舗開業時限定)の3色が使い分けられている。なお、現在は正社員用は色が赤に変わっている。
「ピッツェリア馬車道」などに業態転換した店舗では制服がコックスーツ風のものに変わっているところがある。

お店の作りも制服にもこだわっていながら比較的料金も安いということで、コミケ上京時のオフ会や打ち上げ会、あるいは単なる食事にと頻繁に利用していた。ただし車が前提のロードサイドレストランな上に都心部には店舗がないため、自前にしろ現地人に載せてもらうにしろ車がないと利用は難しく、バスや電車を利用することが多くなった近年はあまり行くことができず残念に思っている。ただ、最近は三鷹駅前などにも進出してきているため、都心から電車でも訪れやすくなっていくものと期待している。なお、最も駅から近い馬車道は駅から徒歩10秒の京王多摩川駅前店であろう。
初めての馬車道は1999年夏に行った元八王子店で、同日にアンミラやブロパなどにもハシゴをするという一大事業の一環であった。その後は埼玉在住の友人宅近くの埼玉霞ヶ関店や、都心から最も近い埼玉草加店、東京への移動経路の途中にある相模原店などをよく利用しており、コミケ期間だけの利用にもかかわらず当時発行されていたスタンプカードを5枚埋めてしまったほどである。なお、現在はスタンプカードは廃止されている。


2014.11
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